結論から書くと、NVIDIAのメモリが多いのを買っておけばよい!ですね。
生成AIに最適なGPUは、用途や予算によって選択肢が変わります。巷の主流はNVIDIA RTX 4090/5090、プロ向けRTX 6000 Ada/RTX PRO 6000、AMD Radeon RX 9000、AMD Radeon RX 7900 XTX、Intel Arc B580、Apple Mac Studio M3などです。以下に主要モデルの特徴と、他の注目GPUをまとめます。
生成AI進化を支えるGPU最前線──2025年の現状
AIモデル開発・運用の最前線では「VRAMの大容量化」「AI/FP演算専用コア」「PCIe 5.0/高速メモリ」「ソフト・エコシステム」の4要素が重要になっているようです。とくにVRAMの容量は重要で、VRAMに乗り切らなかったデータは、メインメモリにデータが読み込まれます。GPU⇔メインメモリ間はVEAMほど高速ではないため、メモリ容量がボトルネックになることが多いとか。
NVIDIA──Blackwell世代が全方位で圧倒
RTX 5090(Blackwell)
- CUDA: 21,760コア / VRAM: 32GB GDDR7 / 帯域: 1,792GB/s
- DLSS4, Reflex2, FP4, AI TOPS 3,300超で全ジャンル最強
- 大規模画像生成/LLM学習/動画/科学計算まで万能
- 価格帯40万円前後で法人/プロ用途でも中心
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RTX PRO 6000 Blackwell
- CUDA: 24,064 / VRAM: 96GB GDDR7 / AI専用Tensorコア752基
- ECC対応、大規模LLM/研究用/ワークステーション向け
- 消費電力600W・PCIe 5.0対応・DisplayPort 2.1
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ミドル~エントリークラス
AMD──RDNA 4&RX 9000で真のAI世代を実現
Radeon RX 9000シリーズ
- RDNA 4世代、AIアクセラレータ2基/演算ユニット
- INT8スループット8倍、スパースマトリックス対応
- RX 9070 XT: 16GB GDDR6 / 1,557TOPS / Stable DiffusionやLoRA高速推論
- AI PRO R9700: 32GB GDDR6、FP4対応、AMD ROCm 6.4最適化
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価格・運用
Intel Arcシリーズ──B580でコスパAI推論
Arc B580
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Apple Mac Studio M3 Ultra──AI特化設計の新形態
失敗しないGPU選びのポイント
用途 | 推奨 VRAM | 主なGPU |
---|---|---|
画像生成AI | 16GB〜32GB | RTX 4090/5090, RX 9070XT |
大規模LLM | 32GB〜96GB | RTX PRO 6000, AI PRO R9700 |
趣味・小規模 | 12GB〜16GB | RTX 4080SUPER, Arc B580 |
Mac環境 | 32GB以上(統合) | Mac Studio M3 Ultra |
- VRAM不足は“絶対の大敵”。想定より多めに選定すべき
- AI推論重視なら新世代AIアクセラレータ搭載モデルを優先
- NVIDIAはCUDA&TensorRTの圧倒的エコシステムを活用したい時有利
- AMD/Intel/Appleは価格・消費電力・OSとの親和性も要チェック
まとめ
2025年の生成AI向けGPUの最適解は、自分のプロジェクト規模・予算・ソフト環境にベストフィットするモデル選び。VRAM多めを選んでおけば間違いないかと。
NVIDIAのBlackwell世代がピカイチですが、価格もよいお値段しています。
AMDのRDNA4/RX9000はバランスが取れてそう。
Intel Arc B580は安さ重視、より上位の2GPUモデルが出るか、次のB770が出たら化けるかと。
Apple M3 Ultraは、リセールが高いので不要なときに処分しやすそう?
個人的には、AMD Ryzen AI Max 395がよさそうです。文字生成のLLMではオンメモリに読み込めるかが重要なので。逆に画像生成はNVIDIAがやっぱり強そう。
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NVIDIA GPUをNVLinkというのでつないで高速にGPU間の処理を行ってしまう技術もあり、お金が許すのであればそういったものを選択してみるのみありですね。
ほか、多彩な選択肢を駆使し、快適なAIライフを手に入れましょう。