SKYSEA Client View 20.2以降では使えません。古いバージョンだとUSBへ自由に書き込み可能。
SKYSEAでUSB書き込み制限を行っている環境はよくあると思いますが、至急USBに書き込みたいという要件もあったりしますよね。そんなときに、いちいち情シスや管理者に連絡して制限解除してもらったりするのも面倒なものです。
そんな時に、下記の手順を行うことでUSBに書き込むことが出来ます。
なおこれは脆弱性ではなく、仕様とのサポート回答でした。またSKYSEAバージョン20.2以降へのアップデートで書き込み制限が可能になりますが、書き込み時のアラート通知機能は最新版でも未対応です。
■前提
・PC管理者権限(Administrators)であること
・SKYSEA Client View 20.2未満であること
■事象の概要
SKYSEA Client ViewでUSBデバイスへの書き込みを禁止する設定を行っているにもかかわらず、一部のデバイスで書き込みができてしまいます。
これは、SKYSEA Client Viewの仕様に起因しています。書き込み制御の対象となるのは、PC上でドライブレター(例:D:\やF:\など)として認識されるデバイスのみとなっており、ドライブレターを持たない形式で認識されるデバイスは、Ver20.2未満では制御の対象外となっていました。
■手順
1.USBをPCに接続して「ディスクの管理」(diskmgmt.msc)を開く。USBを選択して右クリックを行い「ドライブ文字とパスの変更」を押す。

2.現在設定されているドライブレターを選択して「削除」をおす。

3.確認が出るので「はい」を押す。

4.再度「ディスクの管理」でUSBを選択して右クリックを行い「ドライブ文字とパスの変更」を押す

5.「追加」ボタンを押す

6.「次のからのNTFSフォルダーにマウントする」を選択して、任意の空のフォルダを参照してOKを押す。

7.フォルダに対して読み書きをすることで、USBへ書き込みを行える
まとめ
- 事象:Ver.20.1以前では、ドライブレターを持たないUSBデバイスへの書き込みが制限できない(製品の制限事項)。
- 見解:PC管理者権限が必要なため、SKY側は脆弱性ではないと判断しているようです。
- 対策:バージョン20.2以降へのアップデートで、書き込み制限が可能になります。
- 課題:書き込み時のアラート通知機能は、最新版でも未対応です。
情シス担当としては、一刻も早くバージョンアップする必要がありそうですね。