PCでAIを使うなら必須!LM Studioを日本語化する手順について

LM Studioは、ローカル環境で大規模言語モデル(LLM)を手軽に利用できる便利なツールです。多言語に対応しており、もちろん日本語での表示も可能です。標準では英語表記となっており、そんなに難しくはないんですが、分かりやすくLM Studioのユーザーインターフェースを日本語に設定してみました。

手順は非常に簡単ながら下記です。

  1. LM Studioを起動する
    まずは、LM Studioアプリケーションを起動します。
  2. 設定画面を開く
    設定画面を開くには、以下のいずれかの方法があります。
    • アプリケーション内の右下にある「Settings」をクリックします。
    • ショートカットキーを使用します。macOSをご利用の場合は Command + , (カンマ)、Windows/Linuxをご利用の場合は Ctrl + , (カンマ) を押すと、どこからでも設定画面にジャンプできます。
  3. 言語設定にアクセスする
    設定画面に移動したら、通常は「Preferences」または「General」の項目内に「Language」というドロップダウンメニューがあります。
  4. 日本語を選択する
    「Language」のドロップダウンメニューをクリックし、表示される言語リストの中から「Japanese (Bate)」選択することで、メニューのほとんどが日本語になります。

以上、簡単な手順で、LM Studioのユーザーインターフェースを日本語に設定できます。より快適にローカルLLMの操作を行うことがるようになり、どんどん活用していきましょう。

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LM StudioのAPI接続で”Reached context length of 4096 tokens”エラーが出た時の対応方法

ローカル環境で手軽に大規模言語モデル(LLM)を試せる「LM Studio」。その中でも、OpenAI互換のAPIサーバーを起動できる機能は、とても便利で面白い強力なツールです。しかし、このAPIを利用して長い文章や複雑な対話をさせようとすると、突然こんなエラーメッセージに遭遇したことはありませんか?

これは、モデルが一度に処理できるテキストの量(トークン数)の上限に達してしまったことを示すエラーです。デフォルト設定のままだと、この上限は4096トークンと比較的短く設定されていることが多く、少し長い会話履歴やプロンプトを入力するとすぐに上限に達してしまいます。

コンテキスト長とは、LLMが対話の文脈を理解するために一度に保持できる情報の量のことです。

LM Studioは、多くのモデルでコンテキスト長のデフォルト値を「4096」に設定しています。そのため、API経由でそれを超える長さのテキストを処理させようとすると、エラーが発生してしまいます。

【3ステップで解決】コンテキスト長の設定変更方法

解決策は非常にシンプルです。サーバー設定から、このコンテキスト長の上限を引き上げてあげましょう。

Step 1: サーバーオプション(歯車マーク)を開く

LM Studioを起動し、使用したいモデルを選択してロードします。モデルがロードされた状態で、画面の左側にある歯車マーク(Server Options)を探してクリックしてください。

Step 2: 「Context Length」のつまみを右に動かす!

歯車マークをクリックすると、サーバーに関する様々な設定項目が表示されます。その中から「Context Length (n_ctx)」という項目を見つけてください。

ここにあるスライダー(つまみ)が、コンテキスト長の上限を設定する部分です。このつまみを右にスライドさせて、数値を大きくしましょう。モデルが対応している範囲で、8192や16384、あるいはそれ以上に設定できます。

設定したら下に表示される「Reload to apply changes」を押して反映します。

なおMAXにすると下記のようにメモリーに関する警告が表示されます。不要な場合は「Don’t show this message again」にチェックを入れれば、次回以降は効いて今夏うなります。

これで新しい設定が反映され、より長い文章を扱えるようになります。

注意点:メモリ使用量とのバランスを

少しだけ注意が必要です。コンテキスト長を大きくすると、その分PCのメモリ(RAM)使用量も増加します。PCスペック、特に搭載しているメモリの容量を考慮しながら、最適な値に調整しましょう。もし動作が不安定になった場合は、コンテキスト長の値を少し下げてみてください。

FortiGateでerror sslvpn FortiSslvpnが出た時の対処

FortiGateを構築してSSL-VPNを設定した後、接続検証を行った際に3分程度で切断されてしまう事象が発生しました。クライアント側のFortiClient VPNには下記のログが記録されています。

これはセグメンテーションエラー(Segmentation Error)の時に記録されるエラーです。
クライアント側の設定を見ると、VPNオプションの「DTLSトンネル優先」にはチェックが入っておらず、UDPで通信したために断片化されてしまったというわけではなさそうでした。

そのためFortiGate側が通信するときに断片化していると思われるため、MTUを変更してみたところ改善しました。

実際にはpppoe1だけ、MTUではなくMSS長の値を変更しています。MSS値とは、MSS (Maximum Segment Size)の略で一度に伝送できるTCPの最大セグメントサイズになります。各インタフェースからパケットが送信されるとき、一番小さい値に変更されるためすべてのインターフェースに対する変更は不要です。

変更はFortiGateのコンソールへ接続するか、SSH接続、もしくはWebインターフェースからコンソールを開いて、下記のようなコマンドを実行することで実施できます。

gpupdateにてグループポリシー更新時に「内部システム エラーのため、グループ ポリシーの処理は失敗しました」と表示された時の対処

何時からかは分かりませんが、コマンドプロンプトにて「gpupdate /force」を実行するとコンピューターポリシーの更新で下記が表示されるようになりました。

内部システム エラーのため、グループ ポリシーの処理は失敗しました。特定のエラー メッセージについては、グループ ポリシーの操作ログを参照してください。次の更新サイクルで、グループ ポリシーの処理が再試行されます。

色々やってみたところ、グループポリシーのファイルまではSYSVOLからコピーできていますが、レジストリに反映するところでコケていそうなことが判明しました。
そのため下記対応で改善しています。ただし本当に困っているときのみやってみてください。

1.まずレジストリエディタ (regedit.exe) を起動して次の場所を開きます。
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft
2.「Microsoft」を右クリックして「アクセス許可」を開きます。
3.下にあるボタン「詳細設定」を開き、上の”所有者”の右にある「変更」を押して自分のアカウントに変更します。
そして下の「子オブジェクトのアクセス許可エントリすべてを、このオブジェクトからの継承可能なアクセス許可エントリで書き換える」にチェックを入れて、OKで閉じます。
4.”アクセス許可”に戻るため、上にある「Authenticated Users」を選択、下で「フルコントロール」にチェックを入れて「OK」で閉じてやりました。

やってやったぜ!セキュリティも糞もないノーガード戦法です。

ITでご飯を食べている人間とは思えないような対応ですが、しょせんは自分のPCなので無問題ですよ。

Outlookの[RSSフィード]など使用しない不要な項目を非表示にする

Microsoft 365などOfficeをインストールすると一緒にインストールOutlookを使うことは多いと思いますが、起動して目にする項目で使わないものも多いと思います。
Outlookの使わない項目は非表示(削除)できるので、それで見た目をすっきりさせることができます。

まずOutlookを起動したら、キーワード [Alt] + [F11] の2つを同時に押します。

そうすると「Microsoft Visual Basic for Applicarions」というものが起動して表示されます。
左ペインの[Project 1]を右クリックして、[挿入]=>[標準モジュール]を押します。

表示された[Project 1 – Module 1]に下記の内容を貼り付けます。

Option Explicit

Public Sub HideFolders()

Dim oFolder As Outlook.Folder
Dim oPA As Outlook.PropertyAccessor
Dim PropName, Value, FolderType As String

PropName = "http://schemas.microsoft.com/mapi/proptag/0x10F4000B"
Value = %bool型%

Set oFolder = Session.GetDefaultFolder(%oldefaultfolders名前%)
Set oPA = oFolder.PropertyAccessor

oPA.SetProperty PropName, Value

Set oFolder = Nothing
Set oPA = Nothing
End Sub

%bool型% となっているところは下記の内容で置き換えます。
具体的には、非表示にする場合は
 Value = %bool型%

 Value = True
に書き換えます。

名前説明
False表示
True非表示

%oldefaultfolders名前% となっているところは下記の内容で置き換えます。
具体的に、RSSフィードを操作する場合は
 Set oFolder = Session.GetDefaultFolder(%oldefaultfolders名前%)

 Set oFolder = Session.GetDefaultFolder(olFolderRssFeeds)
に書き換えます。

名前説明
olFolderCalendar9予定表
olFolderConflicts19競合フォルダー (同期の失敗フォルダーのサブフォルダー)。 Exchange アカウントの場合のみ。
olFolderContacts10連絡先
olFolderDeletedItems3削除済みアイテム
olFolderDrafts16下書き
olFolderInbox6受信トレイ
olFolderJournal11履歴
olFolderJunk23迷惑メール
olFolderLocalFailures21ローカルの失敗フォルダー (同期の失敗フォルダーのサブフォルダー)。 Exchange アカウントの場合のみ。
olFolderManagedEmail29管理対象のフォルダー グループの最上位フォルダー。 Exchange アカウントの場合のみ。
olFolderNotes12メモ
olFolderOutbox4送信トレイ
olFolderSentMail5送信済みアイテム
olFolderServerFailures22サーバーの失敗フォルダー (同期の失敗フォルダーのサブフォルダー)。 Exchange アカウントの場合のみ。
olFolderSuggestedContacts30連絡先候補
olFolderSyncIssues20同期の失敗フォルダー。 Exchange アカウントの場合のみ。
olFolderTasks13タスク
olFolderToDo28To Do
olPublicFoldersAllPublicFolders18Exchange パブリック フォルダー ストア内の All Public Folders フォルダー。 Exchange アカウントの場合のみ。
olFolderRssFeeds25RSS フィード

2か所の置き換えが完了したら、上の再生ボタン ▲ を押します。

そうするとOutlookの表示がなくなりすっきりします。

ただこの設定はPCにインストールされたOutlookに対して行うため、例えばExchange Serverで使えるWebクライアント Outlook on the web(OWA)などでは表示されてしまいます。
それでも、多少はカスタマイズして便利に使っていきたいものですね。

ちなみに、Outlookのオプション値は下記を参考にしました。
OlDefaultFolders enumeration (Outlook) | Microsoft Docs

仮想マシンとして稼働しているmacOS Catalina 10.15のディスクを拡張する

Mac向けOS仮想化ソフト VMware Fusion などでmacOSを仮想マシンとして稼働させることができますが、VMwareの場合は初期Diskサイズが40GBになっています。そのままOSセットアップして各種設定を行うと、Xcode 11やVisual Studio for Macをインストールすると、すぐに容量枯渇します。

そんな感じで容量不足のためディスクを+40GBぐらい増強しようと、ディスク自体はVMware管理コンソールですぐに増やします。そしてWindows的な感覚で仮想マシンのディスクを増やしてディスクユーティリティで拡張すればいいと思いましたが、実際macOSでアプリ起動してみると拡張という文字などがありません。
なんて日だ!

そして何やら「コンテナdisk1」というものの中に、Macintosh HDが含まれています。そういえばOSセットアップの時に見たような・・・うろ覚え。しかもGUIでは「パーティション作成」以外がないため、どうやらCUIでコンテナdiskを拡張してあげればよいようです。

まずターミナルを起動して diskutil list コマンドでディスク構成を確認します。
APFS Container という名称で disk1 というドライブがあることが確認できます。

user@yamahide-biz ~ % diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *85.9 GB disk0
1: EFI EFI 209.7 MB disk0s1
2: Apple_APFS Container disk1 42.6 GB disk0s2

/dev/disk1 (synthesized):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: APFS Container Scheme - +42.6 GB disk1
Physical Store disk0s2
1: APFS Volume Macintosh HD - Data 6.6 GB disk1s1
2: APFS Volume Preboot 86.2 MB disk1s2
3: APFS Volume Recovery 528.5 MB disk1s3
4: APFS Volume VM 1.1 MB disk1s4
5: APFS Volume Macintosh HD 11.2 GB disk1s5

user@yamahide-biz ~ %

次に diskutil apfs resizeContainer コマンドで、先ほどの /dev/disk1 に対して制限なし 0 でリサイズ(拡張)を行えば割り当てができます。

user@yamahide-biz ~ % diskutil apfs resizeContainer /dev/disk1 0
Started APFS operation
Aligning grow delta to 43,083,890,688 bytes and targeting a new physical store size of 85,689,589,760 bytes
Determined the maximum size for the targeted physical store of this APFS Container to be 85,688,561,664 bytes
Resizing APFS Container designated by APFS Container Reference disk1
The specific APFS Physical Store being resized is disk0s2
Verifying storage system
Using live mode
Performing fsck_apfs -n -x -l -S /dev/disk0s2
Checking the container superblock
Checking the EFI jumpstart record
Checking the space manager
Checking the space manager free queue trees
Checking the object map
Checking volume
Checking the APFS volume superblock
The volume Macintosh HD - Data was formatted by hfs_convert (1412.81.1) and last modified by apfs_kext (1412.120.2)
Checking the object map
Checking the snapshot metadata tree
Checking the snapshot metadata
Checking the extent ref tree
Checking the fsroot tree
Checking volume
Checking the APFS volume superblock
The volume Preboot was formatted by hfs_convert (1412.81.1) and last modified by apfs_kext (1412.120.2)
Checking the object map
Checking the snapshot metadata tree
Checking the snapshot metadata
Checking the extent ref tree
Checking the fsroot tree
Checking volume
Checking the APFS volume superblock
The volume Recovery was formatted by diskmanagementd (1412.61.1) and last modified by apfs_kext (1412.120.2)
Checking the object map
Checking the snapshot metadata tree
Checking the snapshot metadata
Checking the extent ref tree
Checking the fsroot tree
Checking volume
Checking the APFS volume superblock
The volume VM was formatted by diskmanagementd (1412.61.1) and last modified by apfs_kext (1412.120.2)
Checking the object map
Checking the snapshot metadata tree
Checking the snapshot metadata
Checking the extent ref tree
Checking the fsroot tree
Checking volume
Checking the APFS volume superblock
The volume Macintosh HD was formatted by diskmanagementd (1412.61.1) and last modified by apfs_kext (1412.120.2)
Checking the object map
Checking the snapshot metadata tree
Checking the snapshot metadata
Checking the extent ref tree
Checking the fsroot tree
Verifying allocated space
The volume /dev/disk0s2 appears to be OK
Storage system check exit code is 0
Growing APFS Physical Store disk0s2 from 42,605,699,072 to 85,689,589,760 bytes
Modifying partition map
Growing APFS data structures
Finished APFS operation
user@yamahide-biz ~ %

ターミナルを終了して、OS側のディスクユーティリティからも確認をします。

無事に、ディスクサイズの最大サイズまでAPFSコンテナのサイズが大きくなり、空きも24.07GBから67.14GBまで増えました。
これで心置きなく大量のソフトウェア導入ができます。

ちなみに、macOS仮想化はVMwareよりもParallels Desktopのほうが個人的にはお勧めです。体験版もあるのでMacで仮想OSを起動する方は試してみてください。
Parallels Desktop 15 乗換版/仮想化/WindowsをMacで実行/仮想環境

UPS Network Mngmt Moduleに割り振られたDHCPアドレスを調べる方法

HPE UPS R/T3000 G5(Q1L85A)にUPS ネットワークマネージメントモジュール(Q1C17A)を増設後、DHCPで割り当てされたIPアドレスを調べるのに手間取ったのでメモ書きです。

まず簡単な方法は、クライアントやサーバなどにHPEPP(HPE Power Protector)を導入して同じセグメントに接続、クイックスキャンしてしまう方法です。
HPEPPは下記から新しいものをダウンロードします。
HPE Power Protector – Windows

クライアントでインストールしたら、ブラウザで下記を開き、クイックスキャンを選択すれば同じセグメントにあるUPSを探してくれます。
http://127.0.0.1:4679/default.html
•ユーザー名 = admin
• パスワード = admin

もう一つの方法は、UPSマネージメントモジュールについてきたmicro USBを使用する方法です。

UPSネットワークマネージメントモジュールの上にある Settings UPS DATA にmicroUSBを接続、もう片方をクライアントに接続してTeraTermなどのターミナルソフトで接続して開きます。
そうすると下記が表示されるので、初期IDとパスワードを入力します。
•ユーザー名 = admin
• パスワード = admin

Welcome to the HPE UPS Network Module
ups-98-F2-C6-75-3B-23 login: admin
Password:

ログオンに成功したら netconf -4 コマンドを実行すればIPアドレスが確認できます。

---------------------------------------------
        Hewlett Packard Enterprise
        Single Phase 1Gb UPS Ntwrk Mgmt Mod
        Version 1.5.7

        Connected from USB serial
        This session will be automatically closed after 120 minutes or 15 minutes of inactivity.

Appropriate use:
 (a) you are accessing a private or government system.
 (b) this system usage may be monitored, recorded, and subject to audit.
 (c) unauthorized use of this system is prohibited and subject to criminal and civil penalties.
 (d) use of this system indicates consent to monitoring and recording.

---------------------------------------------
 Welcome to the Command Line Interface
 * To know the list of commands press [?]
 * If you need help enter [help]
---------------------------------------------

admin@ups-98-F2-C6-75-3B-23> netconf -4
IPv4:
  Mode     DHCP
  Address  192.168.253.18
  Netmask  255.255.255.0
  Gateway  192.168.253.1
admin@ups-98-F2-C6-75-3B-23>

netconfコマンドでIPアドレスの設定もできますが、私のようなアマチュアはGUIでなければミスが多いので、IPアドレスを確認後、Webでアクセスして各種設定を変更すれば完了です。

MariaDB 10.4セットアップ時にfailed to startが表示されるときの対処

MySQLをもともと開発していた人たちがOracle買収後に別のSQLとして開発しているMariaDBですが、インストールしてみると下記エラーが表示されました。
Service ‘MariaDB’ (MariaDB) failed to start. Verify that you have sufficient privileges to start system services.

イベントログを確認すると、アプリケーションにエラーが書かれています。一時ファイルを作成できないため、テンポラリーフォルダーなどを指定すれば解消できます。
InnoDB: Unable to create temporary file; errno: 0

まずは、テンポラリー用のフォルダーを用意します。私の環境ではテキトーに H:\tmp を作成しました。
次にmy.iniファイルにフォルダーを設定します。標準の場合は下記に保存されています。
C:\Program Files\MariaDB 10.4\data\my.ini

my.iniファイルをメモ帳などで開き、作成したフォルダーを設定します。注意点としては¥(円マーク)ではなく/(スラッシュ)でディレクトリを区切ってください。
tmpdir=H:/tmp

あとはそのままインストーラーの[Retry]を押せばインストール完了です。