ESXi-Customizer-PSを実行したら[WinError 10054]となりISO作成できなかったときの対処

ESXi-Customizer-PSは、VMware PowerCLIのモジュールを使用してカスタマイズされたESXiイメージを自動的に作成してくれる、便利なPowerShellスクリプトです。そしてカスタムESXiを使うとHyper-V上でESXiを動かすことができるなどと聞けば試さずにはいれません。

ESXi-Customizer-PSの使用方法は、 VMware PowerCLI をインストール後、下記サイトからESXi-Customizer-PS-v2.6.0.ps1をダウンロードして実行するだけのはずだったんですがうまくいきませんでした。
VMware Front Experience

行った手順としては、下記PowerShellでコマンドを実行しています。このコマンドでは -v67を指定しているのでESXi 6.7最新版に、Hyper-Vのネットワークアダプタのドライバ net-tulip を組み込んだものができるはずでした。
Install-Module -Name VMware.PowerCLI
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
.\ESXi-Customizer-PS-v2.6.0.ps1 -v67 -vft -load net-tulip

An unexpected error occured:
[WinError 10054] ?????????????????????????????? ????????????????????????????????????????????????

If requesting support please be sure to include the log file
C:\Users\ADMINI~1\AppData\Local\Temp\2\ESXi-Customizer-PS-17360.log

いろいろ調べてみると、最新のVMware.PowerCLIではうまく動かないことがあるみたいです。Install-ModuleコマンドでVersion 11.5.0.14912921をインストールしてしまったのが問題ですね。
まず最新の PowerCLI を下記コマンドでアンインストールします。
Uninstall-Module -Name VMware.PowerCLI
そしてEXE版の古いPowerCLIを用意。今回はVMware-vSphere-CLI-6.0.0-2503617.exeをインストールしてみました。そして同じようにESXiカスタマイズのコマンドを実行。

All done. と表示されうまくいきました。
ESXi-Customizer-PSのサイトには VMware PowerCLI version 5.1 or newer と書かれているんですが、なるべく書いてあるバージョンの最低のものを使用したほうが確実に使用できそうですね。

HPE OfficeConnect 1950(JH295A)に管理用のIPアドレスを設定する

某氏曰く「バカスイッチ」とのことですが、私のようなアマチュアにはWebのみで設定するHPE OfficeConnect 1950 12XGT 4SFP+ Switch JH295Aはありがたい存在です。SAVE忘れて何度も設定消えてしまう罠がありますが。

ただ個人的にイケてないのはスイッチ裏面にあるシール”Default IP address”です。このIPアドレスと第3オクテットまで同じものをクライアントに設定すれば通信できそうですが、何度やってもできませんでした。
そんなわけで管理用のIPアドレス設定です。

まずConsoleケーブルをシリアル経由で接続します。ArubaのUSBなどは機種ごとに専用ケーブルなことが多いですが、シリアルケーブルはCISCO互換のため適当に落ちているものでよいです

そして次にシリアルポートのスピード(ボーレート)を 38400 に設定します。そして接続します。

あとは次のようなコマンドでIPアドレスを設定すればWebブラウザでつながるようになります。
ipsetup ip-address 192.168.1.240 255.255.255.0 default-gateway 192.168.1.1

その後の設定は ソフトバンク コマース&サービス株式会社 さんの手順をなぞれは大体使えるようになります。SAVEは忘れずに!
https://www.it-ex.com/distribution/securitynetworksolution/arubabiz/2018/03/officeconnect-1950.html

APC PowerChuteにNetwork Management Card 2を設定するときの認証フレーズ

APC Smart-UPS 1500を触る機会があり、UPSにNetwork Management Card 2を搭載してネットワークカードからLAN経由でサーバ管理を落とすには PowerChute というソフトウェアを使用します。

その PowerChute ですが、 Network Management Card 2に登録されている認証フレーズというものが一致しないと通信できません。 Network Management Card側の設定を行って同じものを設定してもよいのですが、もともとデフォルト値がありました。

値は下記です。認証フレーズはスペースを含みます。
ユーザ名:apc
パスワード:apc
認証フレーズ: admin user phrase

複数台のUPSを使用する場合は間違えて設定しないように認証フレーズなどを変えると思いますが、1台だけの場合は上記デフォルトを使用したほうが、運用上わかりやすいですよね。