iMac 2010のHDDをSSDに換装してみました

少し前にiMac (21.5-inch, Mid 2010)を手に入れて少し使ってみているんですが、ずっとHDDがカリカリ言っていてスゴイ頑張ってます感をずっと出しているんですよね。今の4月の季節は肌寒い日もあるのでよいのですが、これからの季節少し温度も気になります。
そんな訳で、iMacのHDDをSSDに乗せ換えてみました。

事前に用意するものは下記です。ほとんどお金かけてません(笑)
フック付きの吸盤 (100円均一)
トルクスドライバー (100円均一)
SSD (テキトーに足元転がっていた某大学のもの)
2.5インチ->3.5インチ 変換マウンター/ブラケット (大昔のSSDについてた)

SSDは事前にmacでAppleパーティションマップ方式(APFS)でフォーマットすることをお勧めします。特にWindowsで使っていた場合。

まずiMacの上部に吸盤をくっつけて液晶カバーを引っ張ります。恐る恐るやりましたが、磁石でくっついているだけなので、そこまでビビらずに普通に引っ張ればよい感じでした。

そしてトルクスドライバーでねじを外します。四隅と左右の真ん中あたりの合計6個を外します。影響カバーの磁石が強力で何回か引っ付いちゃいました。

そして上部をゆっくりと傾けます。液晶やカメラなどのケーブルが下でつながっているので、開けれるところまで開けます。右に見えているのがHDDで、そこの上にあるネジ2本を外して、上に抜き取ります。

入っていたHDDはWesternDigital社のWD Caviar Black WD1001FALSでした。何気にリンゴマークまでHDDに書いてあります。交換するのはTOSHIBA THNSNH256GCSTです。
容量は1TBから256GBと4分の1に減りますがOSだけなら十分なので、必要な容量は外付けディスクで増設していけばよいという考え方です。

さてあとは逆の手順でつけていけばよいと思いましたが問題発生
なんと用意した変換マウンタがミリネジ用で、HDDについていたインチネジを付けれず、無理やりも押し込むことができませんでした。もうめんどくさくなったので内部は養生テープで止めて、ネジは袋にいれて、同じく内部保管です。(笑)

そして組みあがってmacOS 10.15のインストールでも、またしても問題発生
インストーラーでHDDを選ぼうとするとグレーアウトしており下記が表示されました。
このディスクにはGUID/パーティションテーブル方式が使用されていません。
仕方がないのでディスクユーティリティを起動してディスクの消去をしようとしましたが、名称とフォーマットは表示されますが、方式が表示されません。APFSへ変換しようとしましたが謎の失敗となります。

解決策は、OSインストーラーが起動したら上の[ユーティリティ]から[ターミナル]を起動します。

そして次のコマンドを実行すれば、ディスクユーティリティではAPFS変換できなかったものが変換できました。写真は何度も実行していますが、1度でいいです。ディスクが複数ある場合は後ろの番号を変えてください。
# diskutil eraseDisk JHFS+ SecretDisk GPT /dev/disk0

これでようやくiMacがSSDになりました。
準備不足でいろいろトラブルが起きましたが、終わり良ければすべて良し。

・・・あれ、日本語入力ができない?問題発生です。(笑)

iMac11,2を手に入れたのでmacOS Catalina 10.15をインストールしてみた

某社の先輩が”欲しいのならあげる”と言われていたので、遠慮なくもらってきた。そんな訳でiMac (21.5-inch, Mid 2010)を手に入れました。

iMac (21.5-inch, Mid 2010) – 技術仕様
iMac (21.5-inch, Mid 2010)
機種 ID:iMac11,2
部品番号:MC508xx/A、MC509xx/A
最終対応のオペレーティングシステム:macOS High Sierra 10.13.6

10年前のMacですがCPUも3.2GHz Intel Core i3プロセッサですし、メモリも8GB搭載しておりまだまだ使えそうです。ただ残念なのはmacOSが10.13までしか標準ではインストールできない点です。やっぱり最新がいいですよね。

何とかやりようがあるのではと検索してみると下記がヒット。
サポート外の古いMacにmacOS Catalinaをインストールする方法
macOS Catalina Patcherというものを使うことで最新OSをインストールできるみたい。

まずmacOS Catalina Patcherをダウンロード・実行して[Continue]を押すと、Contributors(貢献者)が表示されるので[Continue]を押します。

次の画面では[Download a Copy]を押して[Start Download]を押します。

インストール方法を選択できます。今回はUSBなので[Create a Bootable Installer]を選択しましたが、DVDの場合は”Create an ISO Image”を選択してローカルに保存することもできます。

ディスク上のすべてのデータが消えるため警告が表示されるため[Yes]を押します。

大きくSuccessと表示されれば準備完了です。

USBメモリにmacOSインストーラーの準備ができたら、iMAcにUSBを刺してキー[Option]を押しながら電源を入れます。そうするとStartup Managerというのが表示されるので一番右のmacOS Catalinaを選択します。なおmacOS Catalinaが本格的に動作しない端末では、読み込み処理のまま動かなくなります。

macOSユーティリティが表示されたら[macOSを再インストール]を押します。

あとはインストーラーの指示に従って進めていけば完了です。

インストール完了したらApple IDでログオンします。

macOS Catalina バージョン 10.15.3にできました。

ちょっぴり古いiMacでもまだまだ使える感じですね。デザイン的にもiMacはいい感じなので、リビングに置けないかをただいま交渉中です。

HPE OfficeConnect 1950(JH295A)に管理用のIPアドレスを設定する

某氏曰く「バカスイッチ」とのことですが、私のようなアマチュアにはWebのみで設定するHPE OfficeConnect 1950 12XGT 4SFP+ Switch JH295Aはありがたい存在です。SAVE忘れて何度も設定消えてしまう罠がありますが。

ただ個人的にイケてないのはスイッチ裏面にあるシール”Default IP address”です。このIPアドレスと第3オクテットまで同じものをクライアントに設定すれば通信できそうですが、何度やってもできませんでした。
そんなわけで管理用のIPアドレス設定です。

まずConsoleケーブルをシリアル経由で接続します。ArubaのUSBなどは機種ごとに専用ケーブルなことが多いですが、シリアルケーブルはCISCO互換のため適当に落ちているものでよいです

そして次にシリアルポートのスピード(ボーレート)を 38400 に設定します。そして接続します。

あとは次のようなコマンドでIPアドレスを設定すればWebブラウザでつながるようになります。
ipsetup ip-address 192.168.1.240 255.255.255.0 default-gateway 192.168.1.1

その後の設定は ソフトバンク コマース&サービス株式会社 さんの手順をなぞれは大体使えるようになります。SAVEは忘れずに!
https://www.it-ex.com/distribution/securitynetworksolution/arubabiz/2018/03/officeconnect-1950.html

APC PowerChuteにNetwork Management Card 2を設定するときの認証フレーズ

APC Smart-UPS 1500を触る機会があり、UPSにNetwork Management Card 2を搭載してネットワークカードからLAN経由でサーバ管理を落とすには PowerChute というソフトウェアを使用します。

その PowerChute ですが、 Network Management Card 2に登録されている認証フレーズというものが一致しないと通信できません。 Network Management Card側の設定を行って同じものを設定してもよいのですが、もともとデフォルト値がありました。

値は下記です。認証フレーズはスペースを含みます。
ユーザ名:apc
パスワード:apc
認証フレーズ: admin user phrase

複数台のUPSを使用する場合は間違えて設定しないように認証フレーズなどを変えると思いますが、1台だけの場合は上記デフォルトを使用したほうが、運用上わかりやすいですよね。

ローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)が「エラーを特定できません」と表示されて起動できないときの対処

グループポリシーエディタ(gpedit.msc)を起動しようとしたところ下記のようなエラーが表示されて起動できませんでした。

 グループ ポリシー エラー
 このコンピューターのグループ ポリシー オブジェクトを開くことができませんでした。適切な権限がない可能性があります。
 詳細 - エラーを特定できません

ログオンしているアカウントはAdministratorsグループに所属しており管理減があるため、権限周りではなさそうでした。
調べてみると、グループポリシーの設定ファイルが読み込めないときにこのようなエラーとなるらしく、読み込み失敗するファイルを削除することで起動できるようになるようです。

対処としては、下記2つのファイルを削除すれば起動できました。
%SystemRoot%\System32\GroupPolicy\Machine\Registry.pol
%SystemRoot%\System32\GroupPolicy\User\Registry.pol

ただし、当然ながら設定ファイルを削除するため、すべての設定が削除されてしまいます。
設定情報が残っている場合はそれを元に、ない場合も下記のレジストリなどを参照しながら再設定が必要でした。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies

DISMコマンドを使用してWindows 10イメージを修復する

Windows 10をアップグレードインストールなどしている場合に、ソフトウェアの行儀が悪いなどでOSが正常に動かなくなることがあります。
このような場合にWindowsのシステム修復機能というものがあり、システムファイルチェッカーツール(sfc.exe)を使用してWindowsのエラーを修復することができますが、その時にうまく実行できないときの対処です。


sfc /scannowはWindows 10が保存しているイメージファイルを元に、OSシステムファイルを修復・再インストールします。
sfcがうまく動かないということは、このイメージファイルを修復する必要があります。

まずWindows 10のDVDメディアを持っている場合はそれを読み込ませ、DVDを持っていない場合は下記より.isoファイルをダウンロードします。
・Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード

今回の場合はWin10_1607_Japanese_x64.isoというファイルで、これを選択して右クリック「マウント」を選択してください。

次にエクスプローラーでPCを開き、DVDのドライブ名を確認します。今回の場合はD:\ドライブとなります。


そして右下のWindowsマークを右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」を開き次のような文字列を入力してEnterキーを押します。赤字のD:\は先ほど確認したドライブ名なので、自分の環境に合わせて変更する必要があります。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /source:WIM:D:\Sources\Install.wim:1 /LimitAccess

しばらく待つとWindows 10イメージファイルの復元操作が完了するので、もう一度「sfc /scannow」を実行すれば完了です。

Windowsのeventcreateコマンドにてソースパラメーターのエラーが出たときの対処

Windowsのコマンドプロンプトにて、イベントを記録するためにeventcreateコマンドを実行したときに、すでにあるイベントソースを指定すると次のようなエラーが表示されることがあります。

ERROR: Source parameter is used to identify custom applications/scripts only (not installed applications).
eventcreate /L Application /T Information /SO "hoge" /ID 1 /D "Information write."
エラー: インストールされているアプリケーションではなく、カスタム アプリケーションまたはスクリプトを識別するためだけに、ソース パラメーターが使用されます。

これは作成されているイベントソースへ、ソースを作成したプログラムからしかアクセスできないため起きるようです。今回の場合はPowerShellにて下記コマンドでソースを作成していました。
New-EventLog -LogName Application -Source hoge

修正するには、レジストリエディタより対象ソースにCustomSourceという名前で1の値を設定すればよいようです。今回はアプリケーションイベントのhogeというソースなので下記になります。
eventcreate_Source_error_2
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\EventLog\Application\hoge]
"CustomSource"=dword:00000001

その後、もう一度eventcreateコマンドを実行すると成功しました。
eventcreate_Source_error_3
eventcreate /L Application /T Information /SO "hoge" /ID 1 /D "Information write."
成功: 種類が 'Information' のイベントが、'Application' ログ内に、'hoge' をソースとして作成されました。

イベントログのアプリケーションにPerflibエラーID:1008が記録されるときの対処

システム起動時やパフォーマンスログ取得開始時に次のようなエラーが記録されることがあります。
Application_Perflib_1008_BITS
ログの名前: Application
ソース: Microsoft-Windows-Perflib
イベント ID: 1008
レベル: エラー
説明:
サービス "BITS" (DLL "C:\Windows\System32\bitsperf.dll") の Open プロシージャに失敗しました。このサービスのパフォーマンス データは利用できません。データ セクションの最初の 4 バイト (DWORD) に、エラー コードが含まれています。

これは、パフォーマンスモニタのカウンタ読み込みに失敗しているときに、利用できないパフォーマンスカウンタオブジェクトがある場合にエラーメッセージが発生します。
そのため、影響があるサービスのパフォーマンスモニタのカウンタをインストールまたは再インストールしてあげれば解消します。使わない場合はアンインストールもOKです。

今回の”BITS”の場合は、管理者として実行したコマンドプロンプトで下記を実行すれば直ります。
cd C:\Windows\inf\BITS\0411
lodctr bitsctrs.ini

Application_Perflib_1008_BITS_lodctr

備考:Application Center でパフォーマンス データ カウンタに関する Perflib のイベント ID 1008 エラー メッセージが表示される
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/299059