MariaDB 10.4セットアップ時にfailed to startが表示されるときの対処

MySQLをもともと開発していた人たちがOracle買収後に別のSQLとして開発しているMariaDBですが、インストールしてみると下記エラーが表示されました。
Service ‘MariaDB’ (MariaDB) failed to start. Verify that you have sufficient privileges to start system services.

イベントログを確認すると、アプリケーションにエラーが書かれています。一時ファイルを作成できないため、テンポラリーフォルダーなどを指定すれば解消できます。
InnoDB: Unable to create temporary file; errno: 0

まずは、テンポラリー用のフォルダーを用意します。私の環境ではテキトーに H:\tmp を作成しました。
次にmy.iniファイルにフォルダーを設定します。標準の場合は下記に保存されています。
C:\Program Files\MariaDB 10.4\data\my.ini

my.iniファイルをメモ帳などで開き、作成したフォルダーを設定します。注意点としては¥(円マーク)ではなく/(スラッシュ)でディレクトリを区切ってください。
tmpdir=H:/tmp

あとはそのままインストーラーの[Retry]を押せばインストール完了です。

iMac 2010のHDDをSSDに換装してみました

少し前にiMac (21.5-inch, Mid 2010)を手に入れて少し使ってみているんですが、ずっとHDDがカリカリ言っていてスゴイ頑張ってます感をずっと出しているんですよね。今の4月の季節は肌寒い日もあるのでよいのですが、これからの季節少し温度も気になります。
そんな訳で、iMacのHDDをSSDに乗せ換えてみました。

事前に用意するものは下記です。ほとんどお金かけてません(笑)
フック付きの吸盤 (100円均一)
トルクスドライバー (100円均一)
SSD (テキトーに足元転がっていた某大学のもの)
2.5インチ->3.5インチ 変換マウンター/ブラケット (大昔のSSDについてた)

SSDは事前にmacでAppleパーティションマップ方式(APFS)でフォーマットすることをお勧めします。特にWindowsで使っていた場合。

まずiMacの上部に吸盤をくっつけて液晶カバーを引っ張ります。恐る恐るやりましたが、磁石でくっついているだけなので、そこまでビビらずに普通に引っ張ればよい感じでした。

そしてトルクスドライバーでねじを外します。四隅と左右の真ん中あたりの合計6個を外します。影響カバーの磁石が強力で何回か引っ付いちゃいました。

そして上部をゆっくりと傾けます。液晶やカメラなどのケーブルが下でつながっているので、開けれるところまで開けます。右に見えているのがHDDで、そこの上にあるネジ2本を外して、上に抜き取ります。

入っていたHDDはWesternDigital社のWD Caviar Black WD1001FALSでした。何気にリンゴマークまでHDDに書いてあります。交換するのはTOSHIBA THNSNH256GCSTです。
容量は1TBから256GBと4分の1に減りますがOSだけなら十分なので、必要な容量は外付けディスクで増設していけばよいという考え方です。

さてあとは逆の手順でつけていけばよいと思いましたが問題発生
なんと用意した変換マウンタがミリネジ用で、HDDについていたインチネジを付けれず、無理やりも押し込むことができませんでした。もうめんどくさくなったので内部は養生テープで止めて、ネジは袋にいれて、同じく内部保管です。(笑)

そして組みあがってmacOS 10.15のインストールでも、またしても問題発生
インストーラーでHDDを選ぼうとするとグレーアウトしており下記が表示されました。
このディスクにはGUID/パーティションテーブル方式が使用されていません。
仕方がないのでディスクユーティリティを起動してディスクの消去をしようとしましたが、名称とフォーマットは表示されますが、方式が表示されません。APFSへ変換しようとしましたが謎の失敗となります。

解決策は、OSインストーラーが起動したら上の[ユーティリティ]から[ターミナル]を起動します。

そして次のコマンドを実行すれば、ディスクユーティリティではAPFS変換できなかったものが変換できました。写真は何度も実行していますが、1度でいいです。ディスクが複数ある場合は後ろの番号を変えてください。
# diskutil eraseDisk JHFS+ SecretDisk GPT /dev/disk0

これでようやくiMacがSSDになりました。
準備不足でいろいろトラブルが起きましたが、終わり良ければすべて良し。

・・・あれ、日本語入力ができない?問題発生です。(笑)

オープンソースのKMSエミュレーターを使用してWindowsのアクティベーションを行う

前提:
vlmcsdは、違法にアクティベーション回避するためのツールではありません。

さて、そんな訳で、MicrosoftのKMSサーバーと同じ動きをするvlmcsdを使ってみました。紹介サイトは下記。
mikolatero/vlmcsd

vlmcsdの動作にはDockerが必要です。軽いLinuxである Alpine OS をベースとしたものがDockerでコンテナ化されているためです。そのため使用するにあたってまずは下記よりDockerをWindowsにインストールします。Windowsクライアントを選択して[Get Docker]を押せばダウンロードできます。
Docker Desktop for Windows

ダウンロードファイルがかなり大きいサイズのためビビりますが、インストールはデフォルトのまま[Ok]を押せばよいです。

Dockerのインストールが完了すると再起動が促されるので[Close and restart]を押して再起動を行います。

再起動が完了したら、タスクバー右下の△を押してクジラマークを右クリック[Settings]を開きます。

設定が開いたら表示される[General]にある中央の[Expose daemon on tcp://localhost:2375 without TLS]にチェックを入れます。下の[Apple & Restart]で適用して[Cancel]で閉じます。
これでDockerが使えるようになりました。

Dockerへvlmcsdをインストールするには、コマンドプロンプトを管理者として実行して下記コマンドを実行するだけです。Windowsファイヤーウォールが動作しているときはブロックされてしまうので[アクセスを許可する]を選択してください。
docker run -d -p 1688:1688 –restart=always –name vlmcsd mikolatero/vlmcsd

さて、これでvlmcsdが利用出るようになりました。

認証のテストは、対象のクライアントでKMSクライアントキーと、vlmcsdを導入したIPアドレスなどを指定して、通常のコマンドを実行するだけです。例えば下記のような感じですね。
cd “%WinDir%\system32\”
cscript slmgr.vbs -ipk 33PXH-7Y6KF-2VJC9-XBBR8-HVTHH
cscript slmgr.vbs -skms 192.168.0.13
cscript slmgr.vbs -ato

KMSサーバが壊れて認証がうまくできない!っといった(建前の)場合に、このツールは使える感じですね。いつまであるかわかりませんが、有志の方がインターネット上にvlmcsdを公開しているため、Dockerメンドクサイという方はここを参照先にしてテストしてみるのもよいかもしれません。
Microsoft KMS Activation

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」のSIMが届いたのでiPhone 8(iOS 13.4)にさしてみました

楽天モバイルのMNOサービス「Rakuten UN-LIMIT」を契約してみました。Rakuten UN-LIMITは先着300万人が1年間無料です。月額料金2980円なのでなかなかお得なかんじですよね。

届いたのはSTART GUIDEとSIM CARDだけのシンプル構成。

SIMカードは3サイズに対応しており、自分でsanoSIM、microSIM、標準SIMを選び力を加えることでそのサイズで切り出せます。
今回この楽天SIMを iPhone8 (SOFTBANKシムフリー済み)で使ってみました。

追記:
実はiPhone8で利用するにはAPN設定だけではなく、他社として認識させる必要があるみたいです。詳しくは下記対応が必要です。
しゅうのブログ – 楽天モバイル UN-LIMITをiphoneで使ってみました

iOSでの設定は、アプリ[設定]を起動してまず[モバイル通信]を開きます。
そして[モバイルデータ通信ネットワーク]を開きます。

そしてそこにあるAPNすべてに下記を書き込めば完了です。
rakuten.jp

楽天UN-LIMITはMNOのためプロファイルのダウンロードは不要みたいですね。
左上の電波のところにRakutenと出れば通信できているはずです。
はず、、、っと書いたのは、なぜかプツプツ切れて使えなくなるんです。
iPhone8のせいなのか電波のせいなのかがよくわかりません。

まれに音声通話ができないことがあるらしく、その場合は[通信オプション][音声通話とデータ]から「LTE, VoLTEオン」を選べばよいとか。

楽天エリアではデータ通信が使い放題、楽天がカバーしていないエリアではKDDI回線でデータ容量5GBまでで超過後も1Mbpsで通信できるなど、なかなか良いサービスです。
実際は電波不安定で使い物にはなりませんが、つながればそこそこだとか。一刻も早くエリア拡大をしてほしいですね。

新型コロナウイルス(COVID-19)のせいで生産を一時停止したコロナエキストラビールを買ってみました

コロナビール生産停止へ 「必要不可欠でない」要請受け

コロナのせいでコロナビール生産停止ですって。
そんな訳で、普段は安いビール風飲料しか飲まない私がメキシコ産のビールを買ってみました。

生産停止っていうぐらいなのでスーパーからすでに無くなっているかと思いましたが、普通に売っていました。瓶ビールは単価高いですし、輸入ビールなので売れ行きは良くないものなんですかね?

さて実は今回が初コロナな感じでしたが、味はとても飲みやすいです。すごく軽くてさわやかな感じです。嫌いではないですが、飲んだ後に「あ”~」って感じではないです。もう少しなにかインパクトが欲しい。
だからこそ、よくライムがささっている感じなんですかね。

名前から、2020年に流行っているコロナウイルスの風評被害を受けそうですが、生産再開されたら頑張ってほしいですね。

コロナビールの購入はこちらからどうぞ。
コロナエキストラビールの検索結果

Google Cloud Platformはインスタンスをすべて消してもプロジェクトがあれば課金されるみたい

マジっすか!1000円以下とはいえ、使ってないのに請求されるのは嫌ですね。

実は、少し前にGoogle Cloud Platformの無料トライアルを使ってインスタンス(仮想OS)を立てて使っていたんですが、私思いつく限りの利用方法は試したのでインスタンスを削除していました。それとIPアドレスが課金されるのは知っていたのでそれも開放しました。

2月に削除してこれで請求がないと思っていたら、3月の請求書が届いてびっくり。GCPはプロジェクトがあるだけで課金されるみたいですね。正直知りませんでした。勉強不足です。
ただ支払いは無料枠のクレジットが残っていたので0円です。ラッキー。

もうなにが残っているかまで調べるのが面倒なので、Googleのヘルプを見てすべて作成したプロジェクトを消しました。多分これで請求がなくなるはず、念のため請求先アカウントを閉鎖もしたのでバッチリです。

・・・、結果は来月ですかねー(笑)

Google Cloud サポート – プロジェクトのシャットダウン(削除)

iMac11,2を手に入れたのでmacOS Catalina 10.15をインストールしてみた

某社の先輩が”欲しいのならあげる”と言われていたので、遠慮なくもらってきた。そんな訳でiMac (21.5-inch, Mid 2010)を手に入れました。

iMac (21.5-inch, Mid 2010) – 技術仕様
iMac (21.5-inch, Mid 2010)
機種 ID:iMac11,2
部品番号:MC508xx/A、MC509xx/A
最終対応のオペレーティングシステム:macOS High Sierra 10.13.6

10年前のMacですがCPUも3.2GHz Intel Core i3プロセッサですし、メモリも8GB搭載しておりまだまだ使えそうです。ただ残念なのはmacOSが10.13までしか標準ではインストールできない点です。やっぱり最新がいいですよね。

何とかやりようがあるのではと検索してみると下記がヒット。
サポート外の古いMacにmacOS Catalinaをインストールする方法
macOS Catalina Patcherというものを使うことで最新OSをインストールできるみたい。

まずmacOS Catalina Patcherをダウンロード・実行して[Continue]を押すと、Contributors(貢献者)が表示されるので[Continue]を押します。

次の画面では[Download a Copy]を押して[Start Download]を押します。

インストール方法を選択できます。今回はUSBなので[Create a Bootable Installer]を選択しましたが、DVDの場合は”Create an ISO Image”を選択してローカルに保存することもできます。

ディスク上のすべてのデータが消えるため警告が表示されるため[Yes]を押します。

大きくSuccessと表示されれば準備完了です。

USBメモリにmacOSインストーラーの準備ができたら、iMAcにUSBを刺してキー[Option]を押しながら電源を入れます。そうするとStartup Managerというのが表示されるので一番右のmacOS Catalinaを選択します。なおmacOS Catalinaが本格的に動作しない端末では、読み込み処理のまま動かなくなります。

macOSユーティリティが表示されたら[macOSを再インストール]を押します。

あとはインストーラーの指示に従って進めていけば完了です。

インストール完了したらApple IDでログオンします。

macOS Catalina バージョン 10.15.3にできました。

ちょっぴり古いiMacでもまだまだ使える感じですね。デザイン的にもiMacはいい感じなので、リビングに置けないかをただいま交渉中です。

ESXi-Customizer-PSを実行したら[WinError 10054]となりISO作成できなかったときの対処

ESXi-Customizer-PSは、VMware PowerCLIのモジュールを使用してカスタマイズされたESXiイメージを自動的に作成してくれる、便利なPowerShellスクリプトです。そしてカスタムESXiを使うとHyper-V上でESXiを動かすことができるなどと聞けば試さずにはいれません。

ESXi-Customizer-PSの使用方法は、 VMware PowerCLI をインストール後、下記サイトからESXi-Customizer-PS-v2.6.0.ps1をダウンロードして実行するだけのはずだったんですがうまくいきませんでした。
VMware Front Experience

行った手順としては、下記PowerShellでコマンドを実行しています。このコマンドでは -v67を指定しているのでESXi 6.7最新版に、Hyper-Vのネットワークアダプタのドライバ net-tulip を組み込んだものができるはずでした。
Install-Module -Name VMware.PowerCLI
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
.\ESXi-Customizer-PS-v2.6.0.ps1 -v67 -vft -load net-tulip

An unexpected error occured:
[WinError 10054] ?????????????????????????????? ????????????????????????????????????????????????

If requesting support please be sure to include the log file
C:\Users\ADMINI~1\AppData\Local\Temp\2\ESXi-Customizer-PS-17360.log

いろいろ調べてみると、最新のVMware.PowerCLIではうまく動かないことがあるみたいです。Install-ModuleコマンドでVersion 11.5.0.14912921をインストールしてしまったのが問題ですね。
まず最新の PowerCLI を下記コマンドでアンインストールします。
Uninstall-Module -Name VMware.PowerCLI
そしてEXE版の古いPowerCLIを用意。今回はVMware-vSphere-CLI-6.0.0-2503617.exeをインストールしてみました。そして同じようにESXiカスタマイズのコマンドを実行。

All done. と表示されうまくいきました。
ESXi-Customizer-PSのサイトには VMware PowerCLI version 5.1 or newer と書かれているんですが、なるべく書いてあるバージョンの最低のものを使用したほうが確実に使用できそうですね。